加湿器の効果的な使用方法

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朝夕も肌寒くなり、気づけば今年あとわずかとなりました。

今回は乾燥する冬に活躍する加湿器の話です。

手軽に湿度を調整出来る便利な物ですが、置き場所によっては効果が薄れてしまったり、カビを繁殖させてしまう可能性もあります。まず、置き場所の例をいくつか挙げていきます。

◎効果的な場所

・部屋の中央やエアコンの吸入口の近く

 ⇒お部屋全体に、水蒸気を行き渡らせるのに有効。

・床上70~100センチ程の高さ

 ⇒水蒸気が床につく前に蒸発する高さと言われています。

×避けた方がいい場所

・出入口や換気扇の近く

 ⇒水蒸気が部屋全体に行き渡らなくなる。

・窓際や壁の近く

 ⇒空気が冷えやすくカビが発生しやすくなる。

・床の上

 ⇒水蒸気が床についてしまい、床が濡れてしまう。

続いてはカビの防止方法を紹介いたします。

高温多湿を好むカビは加湿器内が絶好の住処となります。

繁殖を防ぐには、タンクの水を毎日取りかえる、②こまめに掃除をすることが重要です。

①タンクの水を毎日取りかえる

タンク内の水にも雑菌は発生するので、毎日取り換えましょう。

使い切るまで替えないという方もいると思いますが、これがカビの原因となります。

使う水も浄水器やミネラルウォーターではなく、水道水を使いましょう。これは水道水には殺菌作用のある塩素が含まれている為です。

②こまめに清掃する

カビの養分である水垢を溜めない様にする為には、クエン酸でのお掃除が効果的です。

加湿器のパーツやフィルターが浸るくらいのクエン酸と水を入れ、1時間程漬け込むと汚れが浮き上がって来るので、水でゆすいで洗い流してください(クエン酸を使用しても問題ないかどうかは取扱説明書のご確認ください)。

この様に見てみると注意すべき点の方が多くなっていますが、乾燥する冬に非常に効果があるのが加湿器です。

本格的に冬を迎え、効果的な置き場所の検討と清掃をしてみませんか?